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こんにちは、「めぐりり」です。
海外の街を歩いていると、その都市が「どんな速度で動いているのか」を見るだけでも、街の性格が少し見えてくることがあります。
地下鉄が静かに流れる街。徒歩中心で暮らす街。そして、道路そのものが生活空間のように感じられる街。
交差点の空気、クラクションの音、朝の通勤風景。
そうした日常の動きを見ていると、観光名所とは違う、その街らしい文化が少しずつ見えてきます。
この「世界の街」シリーズでは、旅で見てみたい文化と景色を、世界の街ごとに静かに記録していきます。
今回は、ベトナム・ホーチミン(Ho Chi Minh City)の“バイク文化”についてです。
道路を埋め尽くすバイクの流れ
ホーチミンの街並みを紹介する際、多くの人がまず印象に残ると言うのが、道路を走る大量のバイクです。
朝や夕方の時間帯になると、無数のバイクが交差点を埋め尽くすように走っていく光景が見られるそうです。
最初は混沌として見えるかもしれません。
しかし、しばらく観察していると、人々が一定の流れを保ちながら自然に移動していることに気づくと言われています。
ホーチミンでは、バイクは単なる移動手段ではなく、生活インフラそのものとして機能しています。
通勤、買い物、食事の配達、家族での移動など、さまざまな場面で利用されているそうです。
特に路地が多い都市構造では、小回りの利くバイクが日常生活に適しているとも言われています。
また、道路沿いにはバイク修理店やヘルメット販売店も多く見られるそうで、「街全体がバイク文化で動いている」という感覚があるようです。
歩道まで広がる生活空間
ホーチミンでは、道路と同じくらい歩道にも活気があります。
小さな椅子を並べた食堂、コーヒースタンド、果物販売、屋台など、歩道沿いに生活の風景が広がっていることがあります。
都市によっては歩道が「移動するだけの場所」になっている場合もありますが、ホーチミンでは「滞在する場所」としても使われているようです。
朝になると、ベトナム式コーヒーを飲みながら会話をする人々の姿も見られると言われています。
背の低い椅子に座り、ゆっくり時間を過ごす風景は、この街の日常らしい空気のひとつかもしれません。
また、屋台文化も街に深く根づいています。
フォー(Phở)やバインミー(Bánh mì)などを販売する小さな店が並び、人々が短時間で食事を済ませる風景もよく見られるそうです。
バイク文化と屋台文化が組み合わさることで、「移動しながら生活が続いていく街」という独特のリズムが生まれているようにも感じられます。
フランス統治時代の建築が残る街並み
ホーチミンには、近代的な高層ビルだけではなく、フランス統治時代の建築も残っています。
サイゴン中央郵便局(Saigon Central Post Office)やノートルダム大聖堂周辺では、ヨーロッパ風建築と東南アジアの空気が混ざり合った景色が見られるそうです。
一方で、少し路地へ入ると、洗濯物が並ぶ住宅街や小さな商店が続いています。
近代都市でありながら、人々の生活が道路に近い距離で存在している点が印象的です。
また、ホーチミンでは夜になっても街の動きが止まりにくいと言われています。
夜市やカフェ、屋台などが営業しており、比較的遅い時間まで人の流れが続いているそうです。
都市のエネルギーが、昼だけではなく夜にも広がっているように感じられる街なのかもしれません。
今日の小さな英語
“Be careful of the bikes.”
「バイクに気をつけてください」という意味です。
ホーチミンのようにバイク文化が発達した街では、自然によく耳にしそうな表現かもしれません。
📚ホーチミンをもっと楽しむための一冊
『物語 ベトナムの歴史』 小倉貞男
ベトナムの近代史や都市の変化を知ることで、ホーチミンの街並みや交通文化もより立体的に見えてきます。
難解すぎず、読みやすい歴史入門としても人気のある一冊です。
☕現地で見てみたい街文化
・バイク文化
・屋台文化
・ベトナムコーヒー文化
・夜市文化
・路地文化
・歩道食堂文化
・フランス建築文化
🗺️関連スポット
- ベンタイン市場
- サイゴン中央郵便局
- ノートルダム大聖堂
- ブイビエン通り
- ドンコイ通り
✈️旅行前に少し知っておくと楽しいこと
ホーチミンでは、道路横断の際に「急に止まらず一定速度で歩く」と渡りやすいと言われることがあります。
また、気温と湿度が高いため、こまめな水分補給も大切だそうです。
ベトナム語が主に使われていますが、観光エリアでは英語表記も比較的見られます。
そして、交通の流れをただ眺めているだけでも、この街らしいリズムを感じられるかもしれません。
ℹ️補足情報
・「バイクタクシー」体験(Grabの活用): ソースに「バイクは生活インフラ」 とありますが、観光客がこれを体験する最大のハックは**「Grab(グラブ)」**などの配車アプリでバイクタクシー(GrabBike)を利用することです。安価で、現地の人の背中に乗って風を切る感覚は、ホーチミンのリズムを肌で感じる一番の方法です。
・「プラスチックの椅子」の文化: 歩道食堂で使われる「極端に背の低いプラスチックの椅子」 は、ベトナムのストリート文化の象徴です。これに座って食事をすること自体が、現地に溶け込むための重要な体験(ハック)になります。
・雨季のスコール対策: ホーチミンには雨季があり、激しいスコールが降ります。その際、バイクの人々が一斉に道端でカラフルなカッパを着る光景も「バイク文化」の一部です。旅行者も簡易カッパを持っておくと、このリズムにスムーズに対応できます。
📝あとがき
街の日常を見ると、「人々がどう移動しているのか」に、その都市の考え方が表れる気がします。
ホーチミンでは、バイクは単なる乗り物ではなく、街の暮らしそのものを支える存在として走っているようでした。
交差点の流れ、屋台の湯気、夜まで続く人の動き。
そうした景色を見ていると、この街が持つエネルギーが少し伝わってくるような気がします。
また次の街でお会いしましょう。
― めぐりり 🌿
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