「時間をはかる」「身長をはかる」「体重をはかる」――同じ「はかる」でも、対象によって漢字がすべて変わります。
「はかる」は、漢字が5つもある難関の同音異義語です。ポイントは「何をはかるのか(対象)」。計る・測る・量る・図る・諮るを、対象と例文で整理しましょう。
※ この記事では、5つの「はかる」を意味・例文・使い分けの決め手の順に解説します。
🔊 5つの「はかる」ひと目でわかる一覧
| 漢字 | 何をはかるか | 例 |
|---|---|---|
| 計る | 時間・数 | 時間を計る |
| 測る | 長さ・距離・面積・深さ | 身長を測る |
| 量る | 重さ・体積・容量 | 体重を量る |
| 図る | 計画する・くわだてる | 解決を図る |
| 諮る | 相談する・意見を求める | 委員会に諮る |
👉 「数字ではかる3つ(計・測・量)」+「行動の図・諮」に分けると覚えやすいです。数字系は”時間なら計・長さなら測・重さなら量”。
⏱️ 計る ― 時間や数をはかる
時間や数量を数えるときに使います。「計」は「合計」「計算」の計で、数え上げるイメージです。
例文
- ストップウォッチでタイムを計る。
- タイミングを計る。
💡 時間・回数など「数える」対象なら「計る」。
📏 測る ― 長さ・距離・面積・深さをはかる
ものの寸法や広がりをはかるときに使います。「測」は「測定」「観測」の測です。
例文
- 巻き尺で部屋の広さを測る。
- 水深を測る。
💡 ものさし・メジャーで測れるもの(長さ・距離・深さ)は「測る」。
⚖️ 量る ― 重さ・体積・容量をはかる
重さやかさ(体積・容量)をはかるときに使います。「量」は「重量」「分量」の量です。
例文
- はかりで小麦粉を量る。
- 荷物の重さを量る。
💡 はかり・計量カップで扱う「重さ・かさ」は「量る」。
🗺️ 図る ― 計画する・くわだてる
数字ではなく、物事をうまく進めようと計画・意図するときに使います。「意図」「企図」の図です。
例文
- 業務の効率化を図る。
- 問題の解決を図る。
💡 「〜を図る」は「実現に向けて手を打つ」。目に見えない”はかりごと”は「図る」です。
🗣️ 諮る ― 相談する・意見を求める
会議や委員会などに、意見を求めて相談するときに使います。「諮問」の諮です。
例文
- 予算案を委員会に諮る。
- 専門家の意見に諮る。
💡 会議体に意見を求める、あらたまった場面の語。日常会話ではあまり使いません。
🚩 よくある間違い・変換ミス
- ❌ 「身長を計る」→ 長さは「身長を測る」。
- ❌ 「体重を測る」→ 重さは「体重を量る」。
- ❌ 「解決を計る」→ 計画・意図は「解決を図る」。
※ 数字系(計・測・量)の取り違えが特に多いです。「時間か・長さか・重さか」で切り分けると迷いません。
💡 判断の軸:時間や数=計る/長さ・距離=測る/重さ・かさ=量る/計画=図る/相談=諮る。
✍️ まとめ
- 「はかる」は計る・測る・量る・図る・諮るの5つ。
- 決め手は「何をはかるか」。時間なら計、長さなら測、重さなら量。
- 図る=計画・意図、諮る=会議に相談、と行動系は別グループで覚える。
- 数字系3つの取り違えが多いので、対象を意識して選ぶ。
対象さえ見極めれば、5つの「はかる」も整理できます。まず「数字か・行動か」で大きく分けてみましょう。
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