「サービス向上につとめる」「司会をつとめる」「銀行につとめる」――3つの「つとめる」は、意味がはっきり分かれます。
「つとめる」は、就活のエントリーシートやビジネス文書で頻出する同音異義語です。努める・務める・勤めるを、意味と例文で正しく使い分けましょう。
※ この記事では、3つの「つとめる」を意味・例文・使い分けの決め手の順に解説します。
🔊 3つの「つとめる」ひと目でわかる一覧
| 漢字 | 中心の意味 | 例 |
|---|---|---|
| 努める | 努力する・がんばる | 改善に努める |
| 務める | 役目・役割を果たす | 司会を務める |
| 勤める | 会社などで働く | 銀行に勤める |
👉 「努力=努める」「役目=務める」「勤務=勤める」と、漢字の熟語に結びつけると一発で区別できます。
💪 努める ― 努力する・力を尽くす
目標に向かって努力する・がんばることです。「努力」の努。「〜に努める」「〜ように努める」の形で使います。
例文
- お客様満足の向上に努める。
- 再発防止に努める。
💡 「がんばる」「力を尽くす」と言いかえられるなら「努める」です。
🎤 務める ― 役目・役割を果たす
ある役目や役割を引き受けて果たすことです。「任務」「職務」の務。「司会を務める」「主役を務める」のように使います。
例文
- 結婚式の司会を務める。
- 委員長を務める。
💡 「〜の役をやる」と言いかえられるなら「務める」。役割・ポジションに就くイメージです。
🏢 勤める ― 会社などで働く
会社・役所・お店などに勤務すること(働くこと)です。「勤務」「通勤」の勤。「〜に勤める」の形で職場を示します。
例文
- 大手メーカーに勤める。
- 市役所に勤めて10年になる。
💡 「どこで働いているか」を言うときは「勤める」。場所(職場)とセットで使います。
🚩 よくある間違い・変換ミス
- ❌ 「サービス向上に務める」→ 努力なら「向上に努める」。
- ❌ 「司会を努める」→ 役目なら「司会を務める」。
- ❌ 「会社に努める」→ 勤務なら「会社に勤める」。
※ 就活のエントリーシートでは「◯◯に努めてまいりました」(努力)と「◯◯を務めました」(役職)の取り違えが目立ちます。努力か・役職かで見分けましょう。
💡 判断の軸:努力=努める/役目=務める/勤務=勤める。
✍️ まとめ
- 「つとめる」は努める・務める・勤めるの3つ。
- 努める=努力する、務める=役目を果たす、勤める=会社で働く。
- 迷ったら「努力・務め(役目)・勤務」の熟語に置きかえて確認する。
- 就活・ビジネス文書で頻出。取り違えると印象に響くので要注意。
3つとも「はたらく」に関わる語ですが、努力・役割・勤務で意味は明確に分かれます。熟語で覚えるのが近道です。
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