(けんきょ)
自分をおごらず、控えめで素直な態度を表す二字熟語です。人柄をほめるときによく使われる、品のある言葉です。
📖 意味(ひとことで)
自分の力や立場をひけらかさず、控えめで素直なこと。
うぬぼれずに、人の意見に耳を傾ける態度を表します。
🔤 漢字の成り立ち
- 謙(へりくだる)… 控えめにする、ゆずる。「謙遜」の謙。
- 虚(むなしい・から)… 中身をからにする、素直に受け入れる余白。「虚心」の虚。
あわせて「自分を低くして、心を開いておく」。おごらず、受け入れる姿勢を表します。
🗣️ 使う場面と例文
人の態度や心構えをほめたり、自分の姿勢を示したりするときに使います。
ビジネスでは
- 成果を上げても謙虚な姿勢を忘れない。
- 謙虚に学ぶ気持ちが、成長につながる。
日常では
- 先輩は実力があるのに、いつも謙虚だ。
- 注意された点を謙虚に受け止めた。
🔁 似た言葉との違い
- 謙虚… おごらず、素直に受け入れる「心の姿勢」。
- 謙遜(けんそん)… 自分を低く言う「言葉・ふるまい」。
- 素直 … ひねくれず、まっすぐ受け止めること。
- 腰が低い … 態度がていねいで、へりくだっている様子。
👉 「謙虚な人」は心の姿勢、「謙遜する」は口に出すふるまい。似ていますが、視点が少し違います。
⚠️ 使い方の注意
「謙虚」は美点ですが、卑屈(ひくつ)とは違います。卑屈は自分を必要以上に下げて、いじけた印象になります。謙虚は、自分を認めたうえで 控えめでいる、前向きな姿勢です。行きすぎて自分を否定しないよう気をつけましょう。
🌍 英語で近い表現
- humble(謙虚な)
- modest(控えめな)
英語例文:
- He stays humble despite his success.
(彼は成功しても謙虚でいます。) - She is modest about her achievements.
(彼女は自分の実績について 控えめです。)
※ 日本語のニュアンスを意訳した表現です。
🚩 あなたの身近なところでは
「謙虚」は、こんな場面で表れます。
- 仕事:うまくいったときこそ、おごらず学ぶ姿勢を保つ。
- 学び:「まだ知らないことがある」と受け止めると、伸びる。
- 人間関係:相手の意見を、いったん素直に聞いてみる。
👉 謙虚さは、成長のいちばんの土台です。うまくいったときほど、初心を思い出したいですね。
✍️ まとめ
- 「謙虚」=おごらず、控えめで素直なこと。
- 漢字は「謙(へりくだる)」+「虚(心をからにする)」。
- 似た言葉:謙遜(ふるまい)・素直・腰が低い。
- 卑屈とは違う。自分を認めたうえでの 控えめさ。
実力のある人ほど、謙虚でいるもの。学び続ける心が、次の成長を連れてきます。
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