条件文(直説法の if)— ありえる「もし〜なら」


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※ 本記事は英語学習の参考として、直説法の条件文を中心にまとめています。(仮定法(全体像)/現実と違う仮定は仮定法過去

📘 直説法の条件文とは

英語の「もし〜なら」には、大きく分けて2種類あります。1つは「実際に起こりうること」を言う場合、もう1つは「現実とは違う想像」を言う場合です。このうち、実際に起こりうることを表すのが「直説法の条件文」です。

たとえば「明日雨が降ったら、出かけない」は、雨が降る可能性が現実にあります。こういうふつうに起こりうる条件を述べるのが直説法の条件文です。一方、「もし私が鳥だったら、空を飛ぶのに」のような現実にはありえない話は仮定法(→仮定法過去)で表します。

👉 見分けのポイントは、仮定法のように時制を過去にずらさないこと。直説法の条件文は、ふつうの時制(現在形・will)をそのまま使います。「ありえる話だから、特別な操作はいらない」と考えると分かりやすいです。

📘 ① 一般的な事実・習慣(ゼロ条件)

「(いつでも)〜すれば、必ず〜になる」という、いつ・誰がやっても同じ結果になることを表します。科学的な真理や、自分の決まった習慣などです。このときは if 節も主節も両方とも現在形にします。

「もし〜なら」と訳すよりも、「〜すると(いつも)…になる」「〜するときは(いつも)…する」と訳すと自然です。未来の特定の1回ではなく、くり返し当てはまることを言っているからです。

■ If you heat ice, it melts. (氷を熱すると溶ける=いつでも必ずそうなる真理)
■ If I am tired, I go to bed early.(疲れているときは、(いつも)早く寝る=習慣)

👉 ここでは if を when(〜するときは) に置きかえてもほぼ同じ意味になります。それくらい「条件」というより「いつも成り立つこと」を述べているのがゼロ条件の特徴です。

📘 ② これから起こりうること(第1条件)

「(これから)もし〜したら、…するだろう」という、実現の可能性が十分ある未来を表します。日常でいちばんよく使う条件文です。形は if 節が現在形、主節が will(または can / may など) になります。

ここで大事なのが、if 節の中は未来のことでも will を使わず現在形にするという点です(くわしくは次のセクション)。「明日雨が降ったら」も、英語では If it rains(×will rain)と現在形にします。

■ If it rains tomorrow, I will stay home.(明日もし雨が降ったら、家にいます)
■ If you study hard, you will pass.(一生懸命勉強すれば、合格しますよ)

👉 ゼロ条件との違いは、「いつものこと」ではなく「これからの特定の1回」 を指していること。だから主節に will(〜するだろう)が入ります。「実際に起こるかもしれない未来」なので、仮定法のように時制をずらす必要はありません。

📘 〔最重要〕条件の副詞節は未来も現在形

英語では、時や条件を表す if 節(副詞節)の中では、たとえ未来のことでも will を使わず現在形にします。これは日本人が特に間違えやすいルールなので、しっかり押さえましょう。

  • ✗ If it will rain tomorrow → ◎ If it rains tomorrow, we’ll cancel it.(明日雨なら中止します)

日本語では「もし雨が降るだろうなら」とは言わず「雨が降ったら」と言いますよね。英語も同じで、条件の中身そのものには未来の will を入れないのです。未来を表す will は、主節(結果のほう)だけに置きます。

  • If it rains(条件:現在形), we will cancel it(結果:will).

👉 この「if 節は現在形、主節は will」というルールは、if だけでなく when / before / after / until / as soon as などの時・条件の接続詞すべてに共通します(→ 従属接続詞)。「時・条件のカタマリの中では未来形を使わない」とまとめて覚えておくと便利です。

📘 条件を表すいろいろな語

条件は if だけでなく、ニュアンスの違う接続詞・表現でも表せます。下のどれも if と同じ「条件のカタマリ」をつくるので、そのカタマリの中では、未来のことでも will を使わず現在形にします(前のセクションと同じルール)。

たとえば「明日急がなければ遅れるよ」は、unless のカタマリの中を現在形にして unless you hurry(×will hurry)と言います。

  • unless(〜でなければ=if … not):You’ll be late unless you hurry.(急がないと遅れるよ)
  • as long as / so long as(〜する限り):As long as you’re here, you’re safe.(ここにいる限り、君は安全だ)
  • in case(〜の場合に備えて):Take an umbrella in case it rains.(雨に備えて傘を持っていって)
  • provided (that) / suppose (that)(もし〜なら):Provided that you finish, you can go.(終わらせるなら、行っていいよ)

📘 主節のバリエーション(命令文・助動詞)

第1条件の主節は will だけでなく、命令文助動詞も来ます。

  • 命令文:If you see Tom, tell him to call me.(トムに会ったら、電話するよう伝えて)
  • 助動詞:If it rains, we may cancel the trip.(雨なら旅行は中止するかも)/ can / should / must なども可

📘 〔上級〕if + should(万一〜なら)

実現の可能性が低い未来を「万一〜なら」と表すとき、if 節に should を入れます(直説法と仮定法の中間的な、ややかたい言い方)。

■ If you should need any help, please call me.(万一お困りの際は、お電話ください)
■ If anything should happen, let me know.(万一何かあれば、知らせてください)

👉 さらに改まると、if を省略して Should を文頭に出す(倒置):Should you need help, call me.(万一お困りなら、電話して)

👉 この記事で出てくる倒置は Should you … ですが、if 省略の倒置ができるのは were / had / should の3つです。were / had は「現実に反する仮定」=仮定法なので別記事で扱います。

元の if 節倒置(if 省略)扱う記事
If I wereWere I …仮定法過去
If I had done …Had I …仮定法過去完了
If you shouldShould you …この記事(条件文)

📘 〔上級〕条件文の0〜3(全体マップ)

英語の「もし〜なら」は、可能性の高さで4種類に整理できます(ESL でよく使う呼び方)。

種類if 節主節意味
0条件現在形現在形一般的真理・習慣(この記事)
第1条件現在形will などこれから起こりうる(この記事)
第2条件過去形would など今の事実に反する(仮定法過去
第3条件過去完了would have + 過去分詞過去の事実に反する(仮定法過去完了

👉 この記事は0条件・第1条件(ありえる話)。第2・第3条件は「現実に反する話」=仮定法です。

🚩 ネイティブはこう感じる

① if と when の違い

  • if=起こるか分からない(条件) / when=起こることが前提(時)
     ■ If he comes, …(来るかどうか不明)/ When he comes, …(来る前提)

② 命令文 + and / or も条件の代わり

■ Hurry up, and you’ll make it.(=If you hurry, …)

③ if 節の中でも will を使えることがある(依頼・意志)

■ If you will wait a moment, I’ll check.(待っていただけるなら=意志の will)

📘 まとめ

  • 直説法の条件文はありえること(時制をずらさない)
  • ゼロ条件(真理・習慣=両方現在)/第1条件(現在+will)
  • 条件の副詞節は未来も現在形(If it rains)
  • unless(=if not)/ as long as / in case など
  • 主節は命令文・助動詞も可/〔上級〕if + should(万一)Should you …(倒置)
  • 0条件・第1条件=ありえる話/第2・第3条件=仮定法(現実に反する)

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