(とんでもないです)
お礼やお褒めの言葉に、控えめに返すときの言葉です。実は「とんでもございません」が正しいかどうか、迷う人が多い表現でもあります。整理しましょう。
📖 意味(ひとことで)
相手のお礼や称賛に対して、「そんなことはありません」と 控えめに打ち消す返し方です。
謙遜の気持ちを、やわらかく伝える言葉です。
🔁 言い換え一覧(場面で選ぶ)
| 場面 | 言い換え | ニュアンス |
|---|---|---|
| お礼への返し | とんでもないです/恐れ入ります | 控えめに受ける |
| 役に立てたとき | お役に立てて何よりです | 前向きに返す |
| お褒めへの謙遜 | 恐縮です/もったいないお言葉です | かしこまって謙遜 |
| 気にしないで、の意 | お気になさらないでください | 相手を気づかう |
👉 お礼には「とんでもないです」「恐れ入ります」、お褒めには「恐縮です」「もったいないお言葉です」がきれいに決まります。
⚠️ 使い方の注意(「とんでもございません」は正しい?)
「とんでもない」は、これでひとつの言葉(形容詞)です。そのため、「ない」を「ございません」に変えた「とんでもございません」は、本来は文法的に正しくないとされてきました。
- ○ ていねいな言い方:「とんでもないことでございます」「とんでもないです」
- △ 慣用的に広く使われる:「とんでもございません」
※ ただし「とんでもございません」は現在とても広く使われ、実用上は失礼にはあたりません。きちんとしたい場面では「とんでもないことでございます」を選ぶと安心です。
🗣️ 場面別の言い換えと例文
お礼への返し
- 「助かりました」→「とんでもないです。お役に立てて何よりです」
- 「ありがとう」→「恐れ入ります」
お褒めへの謙遜
- 「さすがですね」→「恐縮です」
- 「素晴らしい出来ですね」→「もったいないお言葉です」
🌍 英語で近い表現
- Not at all.(とんでもないです)
- You’re welcome. / My pleasure.(どういたしまして・喜んで)
英語例文:
- Not at all, I’m glad I could help.
(とんでもないです、お役に立ててうれしいです。) - My pleasure.
(どういたしまして=喜んで。)
※ 日本語のニュアンスを意訳した表現です。
🚩 あなたの身近なところでは
「とんでもないです」の言い換えは、こんな場面で活きます。
- お礼された:「とんでもないです。お役に立てて何よりです」で気持ちよく返す。
- 褒められた:「恐縮です」で 控えめに受け止める。
- かしこまった場:「とんでもないことでございます」で丁寧に。
👉 打ち消すだけでなく、「お役に立てて何よりです」と一言添えると、あたたかい返しになります。
✍️ まとめ
- 「とんでもないです」=お礼や称賛を、控えめに打ち消す返し方。
- 「とんでもない」で一語のため、「とんでもございません」は本来は不正確(ただし慣用的に定着)。
- 丁寧にするなら「とんでもないことでございます」。
- お褒めには「恐縮です」「もったいないお言葉です」。
謙遜しつつ、前向きな一言を添えると、印象がやわらぎます。気持ちよく受け取っていきましょう。
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