※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます。
※ 本記事は英語学習の参考として、can / could の考え方を中心にまとめています。
📘 can / could とは
can は、助動詞の中でもっともよく使う基本の一語です。中心の意味は 「〜できる(能力・可能)」。そこから「許可」「依頼」「推量」へと意味が広がります。
could は can の過去形ですが、**「過去のこと」だけでなく「ていねい・控えめ」**な現在の表現としてもよく使われます。ここが学習者のつまずきポイントです。
※ どちらも後ろは動詞の原形、主語が3人称単数でも -s は付けません(He can / He could)。
📘 can の4つの意味
① 能力・可能(〜できる)
いちばん基本の意味です。
■ I can swim. (私は泳げる。)
■ She can speak three languages. (彼女は3か国語を話せる。)
② 許可(〜してもよい)
「してもいいよ」と許可するときにも使います。
■ You can use my pen. (私のペンを使っていいよ。)
■ Can I sit here? (ここに座ってもいい?)
③ 依頼(〜してくれる?)
相手に何かを頼むときのカジュアルな言い方です。
■ Can you help me? (手伝ってくれる?)
■ Can you pass me the salt? (塩を取ってくれる?)
④ 推量・可能性(〜はありうる)
「そういうこともある」という可能性を表します。
■ It can be very cold here in winter. (ここは冬にとても寒くなることがある。)
👉 1つの can に4つの顔があります。どの意味かは場面(文脈)で判断します。
📘 can の否定:can’t / cannot
否定は cannot(1語)または短縮形 can’t。「できない」「〜のはずがない」を表します。
■ I can’t drive. (私は運転できない。)
■ That can’t be true. (それが本当のはずがない。)
※ 書くときは cannot と1語にするのがふつうです(can not と離すのはまれ)。
📘 could の2つの使い方
ここが can / could の山場です。could には大きく2つの顔があります。
① 過去の能力(〜できた)
「昔はできた」と過去の能力を表します。
■ I could swim when I was five. (5歳のとき泳げた。)
■ She could read before starting school. (彼女は入学前に字が読めた。)
② ていねい・控えめ(現在の依頼・可能性)
過去とは関係なく、今のお願いをやわらかくしたり、自信のない推量を表したりします。
■ Could you help me? (手伝っていただけますか?)← Can you …? よりていねい
■ It could rain later. (あとで雨が降るかもしれない。)← 控えめな推量
👉 Can you …? → Could you …? にするだけで、ぐっとていねいになります。お店や初対面の相手にはこちらが安心です。
📘 can と could、ていねいさの違い
同じ「依頼」でも、語を変えると印象が変わります。
- Can you open the window? … カジュアル(友達・家族)
- Could you open the window? … ていねい(職場・初対面)
※ could は「過去」だから丁寧、というより、「断られても大丈夫ですよ」という控えめな響きが、ていねいさにつながっています。
📘 be able to との関係
「〜できる」は be able to でも表せます。can が使えない場面で活躍します。
- 未来:I will be able to go next week. (来週は行けるだろう。)← will can ✗
- 完了形:I have been able to finish it. (終えることができた。)
👉 ふだんは can で十分。未来や完了形など、can と組み合わせられない形のときに be able to を使う、と覚えておけば大丈夫です。
🚩 ネイティブはこう感じる:can / could の注意点
文法は合っていても、日本語の感覚で訳すとネイティブには少し不自然に響くことがあります。よくあるポイントを5つ。
① 「過去に1回できた(やり遂げた)」は could を使わない
これが最大の注意点です。
- ✗ Yesterday I could catch the last train.
- ✓ Yesterday I was able to(または managed to)catch the last train.
could が使えるのは「昔は〜できた」という一般的な能力のとき(I could swim as a child.)。「あのとき実際にやり遂げた」という1回の達成には使えません。日本語の「〜できた」をそのまま could にすると間違えやすいので注意。
👉 ただし 否定と see / hear などの知覚動詞は could でOK:I couldn’t catch it. / From my seat I could see the stage.
② I can see / I can understand は自然。でも「can の乱用」は避ける
see・hear・understand・remember などの知覚・認識動詞は、英語では can をつけるのが自然です(進行形にしない)。
- ✓ I can see the sea from here.(× I am seeing)
- ✓ I can understand how you feel.
ただし、何にでも I can をつけるのは避けましょう。事実をはっきり言う場面では、現在形のほうが自然で力強いです。
- △ I can understand it.(やや控えめ・あいまい)
- ◎ I understand.(わかりました、ときっぱり)
- △ I can speak English.(「能力としては話せる」止まり)
- ◎ I speak English.(日常的に英語を使う、という自然な言い方)
👉 目安:「今その能力がある/ありえる」を言いたいときだけ can。ふだんの事実・習慣は現在形で言うと、ネイティブらしくすっきりします。
③ can と be able to を重ねない
- ✗ I can able to swim.
- ✓ I can swim. / I am able to swim.
can 自体が「できる」なので、able to と二重にしないこと。
④ Can you ~? は、相手によっては少しぶっきらぼう
文法は正しくても、目上・初対面への Can you ~? はやや直接的に響きます。ていねいにするなら Could you ~?。
- カジュアル:Can you open the window?
- ていねい:Could you open the window?
⑤ ていねいな依頼に「Yes, I could」と返さない
- A: Could you help me?
- ✗ Yes, I could. → ◎ Sure. / Of course. / No problem.
Could you ~? は丁寧な依頼の形なので、答えは could を繰り返さず、素直にOKを返します。
📘 まとめ
- can の中心は「〜できる」。そこから許可・依頼・推量へ広がる
- 否定は cannot / can’t(「〜のはずがない」の意味にもなる)
- could は「過去の能力」と「ていねい・控えめ」の2つの顔
- ていねいに頼むなら Could you …?
- 未来・完了形では be able to で代用する
次の記事では、will / would を見ていきます。くわしい使い分けは、文法書や信頼できる教材でも確認してみてください。
英語を「使える」ようにしたい方へ
英文法は、実際の会話で使ってこそ身につきます。アプリで毎日少しずつ続けると、学んだ文法が自然に口から出るようになります。
スタディサプリ ENGLISH 新日常英会話
ドラマ仕立てのレッスンで、英文法を「使える英語」に。スマホで手軽に続けられます。