must の使い方 — 強い義務と「〜にちがいない」


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※ 本記事は英語学習の参考として、must の考え方を中心にまとめています。

📘 must とは

must には大きく2つの意味があります。**「〜しなければならない(強い義務)」と、「〜にちがいない(強い推量)」**です。

どちらも「強さ」がキーワード。義務なら「絶対にやらないと」、推量なら「ほぼ間違いない」という、話し手の強い気持ちを表します。

must の後ろは動詞の原形、3人称単数でも -s は付けません(He must)。must に過去形はなく、過去は had to で表します(後述)。

📘 ① 強い義務(〜しなければならない)

「どうしても必要だ」「やらなければならない」という強い必要性を表します。

■ You must wear a seatbelt. (シートベルトを着用しなければならない。)
■ I must finish this today. (今日これを終えなければ。)

👉 多くの場合、話し手自身が「必要だ」と感じているニュアンスがあります(ルールというより自分の判断・強い気持ち)。

📘 ② 強い推量(〜にちがいない)

状況から「ほぼ間違いなくそうだ」と確信を持って推測するときに使います。

■ She must be tired. She worked all day. (彼女は疲れているにちがいない。一日中働いたんだから。)
■ You haven’t eaten all day. You must be hungry. (一日中食べていないなら、おなかがすいているにちがいない。)

👉 may / might(〜かもしれない)よりずっと確信が強いのが must です。確信の度合いは must(にちがいない)> may / might(かもしれない)

📘 must not(禁止)と don’t have to(不要)の違い

ここが must の最重要ポイントです。否定の形で意味がまったく変わります。

  • must not(mustn’t) = 〜してはいけない(強い禁止)
    ■ You must not touch this. (これに触ってはいけない。)
  • don’t have to = 〜しなくてよい(する必要がない)
    ■ You don’t have to come. (来なくてもいいよ。)

👉 「禁止(してはダメ)」と「不要(しなくていい)」は正反対。must not の反対は don’t have to ではありません。ここはテストでも会話でも間違えやすいので要注意です。

📘 must と have to の使い分け

どちらも「〜しなければならない」ですが、ニュアンスに違いがあります。

  • must … 話し手の気持ち・判断から来る義務(自分が「やらなきゃ」と思う)
    ■ I must call her. (彼女に電話しなきゃ=自分の気持ち)
  • have to外からのルール・事情による義務
    ■ I have to wear a uniform at work. (職場では制服を着なければ=規則)

👉 会話では重なる部分も多いですが、**「自分の強い気持ち=must」「外の決まり=have to」**と覚えると区別しやすいです。(have to はこのあとの記事でくわしく扱います。)

📘 過去・未来はどう言う?

must には過去形がありません。「〜しなければならなかった」は had to(have to の過去)で表します。

■ I had to work late yesterday. (昨日は遅くまで働かなければならなかった。)
✗ I must work late yesterday.

未来は will have to(〜しなければならないだろう)を使います。

■ You will have to decide soon. (まもなく決めなければならないでしょう。)

🚩 ネイティブはこう感じる:must の注意点

① must not と don’t have to を取り違えない(最重要)

くり返しになりますが、ここが最大の落とし穴です。

  • You must not go.(行ってはいけない=禁止)
  • You don’t have to go.(行かなくてもいい=自由)

「〜しなくていい」を must not で言うと、正反対の「禁止」になってしまいます。

② 日常の「〜しなきゃ」は have to / have got to が自然なことも

会話では、義務を表すのに have tohave got to(‘ve got to / gotta) がよく使われます。must はややかたく・強い響きになることがあります。

  • ◎(会話)I have to go now. / I’ve got to go.
  • △(やや強い)I must go now.

③ 推量の否定は must not ではなく can’t

「〜のはずがない」と強く否定するときは、must not ではなく can’t / cannot を使います。

  • He must be at home.(家にいるにちがいない)
  • ✗ He must not be at home. → ◎ He can’t be at home.(家にいるはずがない)

④ 過去の「〜しなければならなかった」に must は使えない

過去は had to。must をそのまま過去の話に使わないよう注意。

📘 まとめ

  • must は「強い義務(〜しなければ)」と「強い推量(〜にちがいない)
  • must not=禁止don’t have to=不要(正反対なので要注意)
  • must=自分の気持ち / have to=外のルールで使い分け
  • 推量の否定(〜のはずがない)は can’t
  • 過去は had to、未来は will have to

次の記事では、should を見ていきます。くわしい使い分けは、文法書や信頼できる教材でも確認してみてください。

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