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※ 本記事は英語学習の参考として、受動態(Passive Voice)を中心にまとめています。
📘 受動態とは
受動態(Passive Voice)は、動作を受ける側を主語にして表す文の形です。能動態が「誰がやったか」に注目するのに対し、受動態は何がどうなったか・結果や状態を伝えたいときに使います。
主語(される側)+ be動詞 + 過去分詞 +(by 行為者)
■ The room was cleaned.(部屋は掃除された) ■ The report was written by her.(レポートは彼女によって書かれた)
もともと能動態で目的語だったものが、受動態では主語になります。これは「影響を受けた対象を、文の主役にする」ためです。
📘 文の形(be動詞 + 過去分詞)
受動態のポイントは、be動詞で時制を表し、過去分詞で「〜される」を表すことです。
- 現在:The door is opened.(ドアが開けられる)
- 過去:The door was opened.(ドアが開けられた)
- 未来:The door will be opened.(ドアが開けられるだろう)
否定・疑問は be動詞を使います。
- 否定:The letter wasn’t sent.(手紙は送られなかった)
- 疑問:Was the letter sent?(手紙は送られましたか)
👉 過去分詞は規則動詞なら -ed、不規則動詞は形が変わります(write → written、break → broken、steal → stolen)。be動詞の入れ忘れ(❌ The door opened by him)が最も多いミスです。
📘 by(行為者)は必要なときだけ
受動態では、行為者を by 〜 で表せますが、多くの場合は省略します。
- by を省く(行為者が不明・重要でない・一般の人) ■ My phone was stolen.(スマホを盗まれた)※誰が盗んだかは不明 ■ English is spoken in many countries.(多くの国で英語が話されている)
- by を付ける(行為者が情報として重要) ■ This novel was written by Soseki.(この小説は漱石が書いた)
👉 by 〜 を付けるのは、それが伝えたい情報の中心のときだけ。むやみに by を多用すると、かえってくどくなります。
📘 〔重要〕by 以外の前置詞を使う受動態
受動態でも、by ではない前置詞を使う決まった表現があります。入試でも頻出なので、セットで覚えましょう。
- be known to 〜(〜に知られている)/ be known for 〜(〜で有名)
- be interested in 〜(〜に興味がある)
- be surprised at / by 〜(〜に驚く)
- be satisfied with 〜(〜に満足している)
- be made of 〜(〜でできている=材質が見てわかる)/ be made from 〜(〜から作られる=原料が変化)
- be covered with 〜(〜で覆われている)
- be filled with 〜(〜で満たされている)
■ She is known for her kindness.(彼女は優しさで有名だ) ■ The mountain was covered with snow.(山は雪で覆われていた)
👉 これらは形は受動態でも、意味は「状態」を表すものが多く、by を使わない点に注意します。
📘 感情を表す受動態
英語では、感情を「〜させられる」という受動態で表すのが基本です。日本語の「〜する」につられて能動態にしないよう注意します。
- I am interested in art.(私は美術に興味がある)※ ❌ I interest …
- I was surprised at the news.(その知らせに驚いた)
- I am excited about the trip.(旅行が楽しみだ)
- I was disappointed with the result.(結果にがっかりした)
👉 もとは surprise(驚かせる)・excite(わくわくさせる)という他動詞。「私は驚かされた」と考えると受動態になる理屈が見えます。
📘 受動態の訳し方のコツ
受動態を英語の語順どおりに訳すと、日本語として不自然になることがあります。
- 基本は「〜される」「〜された」
- 日本語として自然なら、能動的な言い方に直してよい
- 「誰がやったか」は無理に訳さなくてよい
■ The door was opened.(ドアが開けられた → ドアが開いた)
👉 大切なのは形より意味。自然な日本語を優先しましょう。
📘 よくある注意点
- be動詞の時制を忘れない(was / is / will be)
- 過去分詞の形を間違えない(stolen, broken, written)
- 不要な by 〜 を多用しない
👉 受動態は便利ですが、使いすぎないことも自然な英語のコツです。
🚩 ネイティブはこう感じる
① 「犯人探し」より「事実」を伝えたいとき
ネイティブは、誰がやったかより出来事そのものを言いたいとき、迷わず受動態にします。
- My car was broken into last night.(昨夜、車上荒らしに遭った)※犯人は不明
- The cake was eaten.(ケーキが食べられた)※誰がとは言わずに事実だけ
👉 行為者を出さないことで、責める調子を消して事実を淡々と伝えられます。
② get 受動態は「被害・突発」の口語表現
会話では get + 過去分詞もよく使われ、予期しない出来事・被害・変化を表します(→ 態の応用と全体像 参照)。
- He got fired.(彼はクビになった)
- My phone got stolen.(スマホを盗まれた)
👉 be動詞の受動より、感情や突発性がにじむカジュアルな言い方です。
③ 動作の受動と状態の受動を感じ分ける
同じ was + 過去分詞でも、「動作の瞬間」か「状態」かで受け取り方が変わります。
- The window was broken by the storm.(嵐で窓が割られた)=割れた動作・出来事
- The window was broken when I arrived.(着いたとき窓は割れていた)=壊れている状態
👉 進行形にすると動作が明確になります(The house is being built. 建設中だ)。
④ ニュース・掲示・案内は受動態だらけ
公共の掲示や案内は、行為者を言わずに情報だけ伝えるため、受動態が定番です。
- Visitors are asked to be quiet.(お静かにお願いします)
- This road is closed.(この道路は通行止めです)
👉 「誰が頼んでいるか」を出さずに、ルールや状態を客観的に示せます。
📘 まとめ
- 受動態=される側を主語にして、結果・状態を伝える(be動詞 + 過去分詞)
- by 〜 は必要なときだけ/不明・重要でないなら省略
- by 以外の前置詞(known for、interested in、made of/from など)に注意
- 感情は受動態で表す(be surprised at / excited about)
- 〔ネイティブ〕事実を淡々と伝える・get受動の被害/突発・動作と状態の区別・案内文の定番
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