分詞構文 — 接続詞+S+V を分詞で簡潔に表す


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※ 本記事は英語学習の参考として、分詞構文を中心にまとめています。分詞の基本は分詞へ。

📘 分詞構文とは

分詞構文は、「接続詞 + 主語 + 動詞」の副詞節を、分詞(-ing / -ed)で簡潔に言いかえたものです。副詞のはたらきをします(かたい・書き言葉向き)。

When I saw the dog, I ran away. → Seeing the dog, I ran away.(その犬を見て、私は逃げた)

📘 作り方

  1. 接続詞を消す
  2. 主語が主節と同じなら消す
  3. 動詞を -ing にする(受動なら -ed / being -ed

📘 分詞構文の意味

  • (〜するとき・しながら):Walking in the park, I met him.(公園を歩いているとき、彼に会った)
  • 理由(〜なので):Being tired, I went to bed early.(疲れていたので、早く寝た)
  • 条件(〜すれば):Turning right, you’ll find it.(右に曲がれば、見つかりますよ)
  • 連続・結果(そして〜):The train left Tokyo, arriving in Osaka at noon.(電車は東京を出て、正午に大阪に着いた)
  • 付帯状況(〜しながら):He sat there, reading a book.(彼は本を読みながらそこに座っていた)
  • 譲歩(〜だけれども・〜のに):Living near the office, he is often late.(会社の近くに住んでいるのに、彼はよく遅刻する)
  • 方法・手段(〜して・〜することで):She makes a living, teaching piano.(彼女はピアノを教えて生計を立てている)

👉 譲歩方法・手段は、素の分詞構文だと「理由」などと区別しにくいことがあります。はっきりさせたいときは、譲歩なら though -ing(Though living near the office, …)、方法・手段なら by -ing(She makes a living by teaching piano.)と接続詞・前置詞を補うと自然です。

📘 接続詞 + 分詞(会話でも自然)

接続詞を消した「素の分詞構文」はかたい印象ですが、接続詞を残したまま「S+be動詞」だけ省く形は、会話でも文章でも自然によく使われます。意味があいまいにならず、短くて便利です。

接続詞+分詞もとの形
when -ingwhen S is/doesWhen traveling abroad, take your passport.(海外旅行のときはパスポートを)
while -ingwhile S isI hurt my hand while cooking.(料理中に手をけがした)
before / after -ingbefore/after S doesBefore leaving, lock the door.(出る前にカギをかけて)
though / although -ingthough S isThough tired, he kept working.(疲れていたが、働き続けた)
if -ingif S isIf accepted, the plan will start soon.(承認されれば、すぐ始まる)
once -ingonce S isOnce finished, send it to me.(終わったら送ってね)

👉 ポイントは 主語が主節と同じこと(When I travel … → When traveling …)。主語が違うときは省略できず、接続詞+S+V のまま書きます。整理すると、素の分詞構文=かたい/接続詞+分詞=会話でも自然です。

📘 いろいろな形

  • 完了分詞構文(主節より前のこと):Having finished the work, he went home.(仕事を終えて、彼は帰宅した)
  • 否定Not knowing what to say, I kept silent.(何と言えばいいか分からず、私は黙っていた)※ not を分詞の前に置く
  • 受動(Being) Written in easy English, the book is popular.(やさしい英語で書かれているので、その本は人気がある)※ Being は省略可

📘 〔上級〕独立分詞構文(主語が主節と違う)

分詞の主語が主節と異なるときは、分詞の前に主語を残します

It being fine, we went out.(天気が良かったので、私たちは出かけた)
The sun having set, it got dark.(日が沈んだので、暗くなった)
Other things being equal, …(ほかの条件が同じなら…)

📘 〔上級〕慣用的な分詞構文

主語が一般の人などのとき、決まった言い方になります(会話でも使う)。

  • generally speaking(一般的に言って)/ frankly speaking(率直に言って)
  • judging from(〜から判断すると)/ considering(〜を考えると)
  • given (that)(〜を考慮すると)/ speaking of(〜と言えば)/ provided (that)(〜という条件で)

🚩 ネイティブはこう感じる

① 文頭の分詞構文は「かたい・書き言葉」

ニュース・小説・エッセイでよく使われ、会話ではむしろ接続詞(when / because)のほうが自然です。話し言葉で “Being tired, I went to bed.” と言うと、少し気取った響きになります。気軽な会話なら “Because I was tired, I went to bed.” が普通です。

② 文末の「, -ing」(連続・付帯)は会話でも自然

一方、文の後ろにコンマ+-ing を足す「〜しながら/そして〜」は、ネイティブが会話でもよく使います。文頭の分詞構文よりずっと自然です。

  • She left, smiling.(彼女は微笑みながら去っていった)
  • He ran off, shouting for help.(彼は助けを求めて叫びながら走り去った)

👉 動作にもう一つ動きを「軽く添える」感覚。文頭に置くより口語的です。

③ 〔注意〕懸垂分詞(主語のズレ)に敏感

分詞の主語と主節の主語は一致が原則。ズレるとネイティブにはおかしく聞こえます(書くときは特に減点対象)。

  • Walking down the street, the tree was beautiful.(×歩いていたのは「木」になってしまう)
  • Walking down the street, I saw a beautiful tree.(通りを歩いていると、きれいな木が目に入った)

📘 まとめ

  • 分詞構文=接続詞+S+V を分詞で簡潔に(時・理由・条件・付帯・連続・譲歩・方法)
  • 完了(Having done)・否定(Not -ing)・受動((Being) -ed)
  • 接続詞+分詞(When traveling, … / Though tired, …)は会話でも自然
  • 〔上級〕独立分詞構文(It being fine, …)
  • 慣用:generally speaking / judging from / considering
  • 主語のズレ(懸垂分詞)に注意

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